6月のこと ― 編み物と、日々の台所と、うれしい完成作品

こんばんは、Ayuriニットの小田島綾美です。さいたま市でこぢんまりとニットサロンを開いております。

雨の気配が多い6月の中、レッスンに足を運んでくださったお客様、誠にありがとうございました。東京、群馬、千葉、栃木など、遠方から通ってくださる方もおり、ありがたく、背筋が伸びる思いでした。レッスンでは、皆様と編み物の時間を共有でき、私自身、とても楽しいひと時となりました。

資格取得コースでは、棒針編み入門科を修了されたお客様も数名いらっしゃいました。 フリーコースでは、秋一番に着るためのベストやセーターを初めて編み上げられた方もおり、嬉しいレッスン時間となりました。最終課題を見させていただき、最後の対面レッスンを終えた際には、お陰様で思わずとても嬉しい気持ちになりました。長い時間をかけて編み進めてこられたこと、その積み重ねを間近で見られたことが励みになりました。当教室で受講してくださったこと、心よりありがとうございました。

棒針編み入門科をご受講中のお客様の完成作品。ひと目ひと目が丁寧で、仕上げもとても綺麗です。

我が家の6月は、嬉しいことと大変なことが一気に押し寄せた月でした。人生にはいろいろなことが起こるもので、なぜか重なる時期というのもあるのだと感じました。

日常は慌ただしかった我が家ですが、編み物はいつだって私を落ち着かせ、安心させてくれます。祈りのような時間でもありました。

人生経験が豊富なお客様の中にも、人生で大変なことが起きたとき、「編み物に癒された」「ひと時救われた」とおっしゃる方がいらっしゃいます。編み物は決して派手ではありませんが、ひっそりと柔らかい糸に触れ、静かに手を動かし、ゆっくり編み地に集中することで得られる何かがあるのかもしれません。

絹100%の「リッチモア衣」で編んだシームレス帽子。軽やかな仕上がりに。

一人で編む時間は、不思議と “真ん中に戻る” ような感覚があって、すっと落ち着いていくのを感じます。お茶と、ちょっとしたおやつを焼いてお供にすると、時間がゆっくり流れはじめ、たちまち穏やかなひとときになるから不思議です。糸の手触りと、ほっとする甘さ。それだけで、心の中のざわつきがふっとほどけていきます。

夫と娘のお弁当。炊き立てのご飯と、おかずが3品あれば上出来としています。
炊き立ての白いご飯。これがあるだけで、台所の時間が少しやさしくなる気がします。

思えば、台所の時間も編み物と同じように、毎日の小さな積み重ね。無理をしないこと、できる範囲で続けること。そのやさしいリズムが、家族の暮らしをそっと支えてくれているように感じます。

コーヒーのシフォンケーキ。中学生のころからの趣味で、焼き上がりのふくらみに今も感動します。
抹茶のシフォンケーキ。家庭にある材料で、このボリューム感が出ることが嬉しくて、ずっと続けているおやつ作り。

シフォンケーキを焼く時間も、編み物と同じように心が整うひととき。家庭にある材料でふわっと膨らむ様子を見るたびに、当時の感動がよみがえります。

編み物とお茶の時間。糸の手触りと、ほっとする甘さ。これだけで心がふっとほどけていきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。皆様も季節の変わり目、どうかお体を大切に、穏やかな日々でありますように。

Instagram でフォロー