ニットの贈り物

皆さま、こんにちは、Ayuriニットの小田島綾美です。さいたま市で、こぢんまりと編み物教室を開催しております。

最近急に寒くなり、編み物をする時間が恋しい季節になりましたね。私も甥っ子に編むと約束していた手編みの手袋を急いで編み上げ、お菓子と一緒に贈りました。焼菓子は、近所の素敵なケーキ屋さん『パティスリーアンフィーユ2016』で購入しました。

甥っ子に贈った手編みの手袋をとても喜んでくれて、私も嬉しくて心が満たされました。

編み物をする時間は、私にとって大切なリラックスタイム。親しい人に編む事は、編み物を始めた頃の初心を思い出させてくれる気がします。大きくなった甥っ子のことを考えながら、一つひとつの編目をかけていく時間は、本当に贅沢です。仕事と編むときとは違って、好きなものを食べながら、自分のペースで編み物を楽しめるのも嬉しいですね。もちろん、完成した作品は、丁寧に洗濯をしてアイロンをかけて仕上げます。

実家に帰省した際、紙とペンを使って簡易的に採寸しました。(話の流れで編ませてもらうことになり、メジャーがなかったもので。)製図を書いて、割り出しをしていきます。自分サイズの手袋は、本当に嬉しいもののひとつですよね。指一本一本、ぴったり合うように計算しながら編み進めていきます。手袋のサイズから製作することは、棒針編み指導員コースで学ぶ内容の一つで、とても楽しいです。

編み物のお供は、バターリッチな濃い抹茶のシフォンケーキです。抹茶のカスタードも手づくりして、しっかりと抹茶の風味を感じられるよう作りました。アレルギー対応、カスタードもシフォンケーキも米粉で作り、グルテンフリーにしました。満足な味です。

抹茶のシフォンケーキを味わいながら、編み物もはかどりました。

続いて後日、かぼちゃのバターケーキを作って編み物のお供に。アレルギー対応、米粉で作りました。米粉で作るバターケーキも、とっても美味しいです。我が家では、ほとんどの手づくりおやつを、米粉でつくります。お家で勝手にニットカフェ、楽しい編み物時間です。

ラストスパートのお供は、プロの手を借りて『パティスリーアンフィーユ2016』のケーキを購入し、編み物をしました。やはり、プロの作るケーキは繊細さが違いますね。家庭の出来立てを食べられる温かさもいいのですが、おかげさまで手袋もシンプルながら、細部にこだわって編み上げることができました。

編み上がり、仕上上げをしました。

リッチモア カシミヤ 各2玉使用

縁は1目ゴム編み、本体メリヤス編み

毛糸と編み地は甥っ子の希望です。焦げ茶と黒で編みました。小学生男子と中学生男子、それぞれの手に合うように、製図も書きました。同じ兄弟でも指の長さがそれぞれ違うので、製図を書いて作った手袋は、やはりいいですね。シンプルで動きやすく、カシミヤ100%の最高の肌触りの手袋が完成して、とても嬉しかったです。何より、小学生男子の甥っ子が楽しみに待っていてくれたことが励みになりました。デリケートな素材でもあるカシミヤ。伸びたり、穴が開いたりしたら、お直しをさせていただけたら嬉しいです。

皆さまも、編み物時間が楽しい季節、楽しんでくださいね。

10月はほぼ満席で、日々こぢんまりと編み物教室を開催することができ、大変嬉しく思っております。皆さまのおかげです。お越しくさったお客様、誠にありがとうございました。最近は、千葉や東京からもお越しいただき、感謝しております。編み物を通して、素敵なお客様との出会いに恵まれ、大変光栄です。11月も素敵な編み物教室になりますよう、どうぞよろしくお願いいたします。