アラジンストーブと編物の古本

寒い朝はアラジンストーブをつけて編物をするのが静かで心地よい時間です。

ネックから編んでいるラグランスリーブのセーターもすこし進みました。

朝は家事をする前、夜は家事が終わってからのささやかな楽しみです。

楽しみといえば、もう一つ、先日購入した編物の古本です。とても興味深く面白いのです。こちらは大掃除の合間に熟読と思いながら...掃除より読んでいる時間のほうが長いかも...です。

編物の本は昭和42年に発行の製図、割り出しがなくてもデザインの表で、糸の太さや模様によって366点もの作品が編めるという本です。

昔は家庭にこの本一冊で子供から大人のニットのほとんどを編んでいたのでしょうか...

昔もゲージをとり製図をかき割出しをするということが、大変手数のかかることとされてたことや、ゲージも編まず、張力糸長を計ってゲージをきめ、あとは表をみて編めば、だれでも美しい作品が編めるようになっているとても内容の濃い本でした。来年は本の通りに一度編んでみたいなと思います。

もう一冊は昭和34年発行、計算なしで編める編物の割出し表の本、数学の理論にもとづき、多くの時間をかけて、実際に何度も何度も実物製作の裏付けにより完成された割出しの表の本のようです。

曲線部分の拾い目の理論など、編物には伸縮性があったり、編み方のテクニックに支配され、多少数学上の計算と合わない場合も生ずることも踏まえていちばん美しい拾い目についてもかかれており勉強になります。

一部かもしれませんが、イイダ式ゲージ尺定規というものもついていました。

憶測ですが今のヴォーグゲージメジャーの原形でしょうか。

下記の写真は今のヴォーグゲージメジャーです。

また来年、実際にこの頃からずっと編物されてきた方や先生との出会いがあればいいな、色々と話しを聞きたいのですが、昭和40年に婦人だった方だと現在90歳くらいになるのでしょうか…

この本との出会いに感謝しながら…発行されるまでにどれだけの研究や時間がかかったのだろうとおもいをはせながら…熟読したいとおもいます。

でもまだまだ、欲しい本があるのです。もちろん編物の本なのですが…プレミアのついた本をシリーズでまとめ買いしたいので、しばし、考えたほうがいいですかね…大掃除ですね、大掃除。